2018年05月17日

カルティエに憧れて

カルティエが銀座にブティックをオープンした1990年、私は銀座で働くOLでした。
当然のことながら、すぐに見に行きました。

銀座には、当時でも高級ブランド店が多く、ヴィトンなんかもよく出入りしていて、
『高級ブランド』にも臆することはなかったのですが、
カルティエは違っていました。

私はこの扉を開けて、しかも中に入っても良いのだろうか?
扉を開けたとたん、警備員とか、ディスコの黒服みたいな人に、
呼び止められたりしないだろうか?

そんなことを思わせるような、高級な外観。

「何を言ってるの!
 今はひやかしでも、買い物をすることだってあるかもしれないお客なのよ!」

そんな心の声に励まされ、勇気を出して店内へ。。。

明るすぎることのない照明、落ち着いた雰囲気。
ヴィトンは高級といっても、カジュアルな感じもありますが、
ここカルティエは、まったく、どこをどう見ても高級としか言いようがありません。

緊張しつつも、せっかく入ったことだし、バッグ、財布、といろいろ見て回りました。

そして、腕時計のコーナー。
そこで、ついに出会ってしまったのでした。
私の夢。カルティエ タンクのイエローゴールド。
(現在はないタイプのようですが、フランセーズとかアメリカンと似ています。)
お値段は100万円ほど。

当時はバブル期でしたから、20代のOLでもボーナス2回と月々わずかの貯金で
100万くらいはなんとかなります。

でも、そこまでして腕時計1個を買う勇気、私にはありませんでした。

それ以来、ずっと欲しい、欲しいと思い続け、
まだ手に入れていないカルティエの腕時計。

死ぬ前に、必ず手に入れてやる!と日々、誓っています。